2015年の上半期は、新たなプラットフォームとしての様々な動画サービスのリリースが相次ぎました。TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSユーザーの方は、動画の投稿が日に日に増えていることを実感しているのではないでしょうか?
スマートフォンが当たり前になるとともに「文字→画像→動画」と、やりとりする情報のトレンドが変化しています。また、動画を利用することで、ただの文字を投稿するより多くの人が注目しやすくなることから、動画広告の市場が今後急激に伸びるとも言われています。
今回は、そんな2015年上半期に話題になった最新動画サービスを、「動画プラットフォーム系」「動画制作系」「動画まとめ系」「斬新系」の4ジャンルに分けて、一挙にご紹介します!
1)動画プラットフォーム系
動画の投稿や視聴ができるようなサービスです。投稿する人が限定されているようなものもあります。
最近はYouTubeやニコニコ動画のような総合動画サイトではなく、次に紹介するサービスのようなターゲットを絞ったプラットフォームがトレンドとなっているようです。
C Channel
LINEの元代表取締役社長CEOである森川亮氏が立ち上げたのが、動画プラットフォームC Channel。
「動画ファッション雑誌」というコンセプトの元、100人程度のモデルやタレントがファッションやフードなどに関する1分間の動画を投稿しています。
Vine
Twitter社が提供するショートムービーの投稿&共有アプリ。6秒間という短い動画をループ再生するようになっています。面白動画などが多く、主に女子中高生など若年層に人気があります。
Reika Oozekiさん・ブライアンさんなどVineでの投稿からSNSで動画が拡散して有名になる人物も出てきています。
みんなのメイク
雑誌などでは知ることができないリアルなメイク・ヘア情報を動画共有という形で教え合おうというサービス。現在7000本以上の動画が投稿されています。
動画投稿をする女性を「動ガール」と呼び、リアルな場でのイベントなども行っています。
MixChannel
10代を中心に若年層で人気になっている動画プラットフォームがこのMixChannel。面白い動画から泣ける動画まで10秒動画が数多く投稿されています。
このサービスの特徴としては「カップル動画」が多いということが挙げられます。まさに究極のリア充空間です。
SHOWROOM

ネット上でアイドルやタレントとコミュニケーションをとることができるサービスです。ネットで楽しめる仮想ライブ空間になっています。
原則無料で視聴をすることができ、「ガヤコメント」と呼ばれる機能でライブ配信側にメッセージを送ることができます。
ユピドラ
ユピテル製品のドライブレコーダーで撮影した動画を投稿することができるサービス。ユピテルの会員でなければいけないという制限はありますが、動画を使った会員限定サービスは購買意欲をそそられますね!
ドライブレコーダー動画限定のプラットフォームは、メーカーならではの発想と言えるでしょう。
Periscope
「他人の目を借りて世界中を見ることができたらどんなにワクワクするだろうか」
そうした思いで作られた、世界規模のライブ動画配信プラットフォーム。Twitterが2015年1月に買収したことで話題になっています。今後ヒットしそうな予感のするサービスです!
プレイム(α版)
近年ニコニコ動画を中心に人気が広がり続けている「ゲーム実況動画」。それほど需要があるなら、それ専用のプラットフォームがあっていいのでは?というところからスタートしたサービス。
トレンダーズ株式会社が運営するこのサービスは2015年6月に開始されたばかり。現在はまだα版なので、今後の更なる成長に期待できそうです。
みてね
せっかくのスマホ時代だから、家族アルバムも写真だけではなく動画も取り込んで、デジタル化してしまおうという発想のサービス。
家族の間だけで利用でき、無料なのに容量は無制限。新しい文化を作ろうとするmixiの気持ちが表れています。
2)動画制作系
動画の投稿が増えるにしたがって、素人でも、驚くような動画編集のスキルを持った人たちが出てきました。ここでは簡単に、SNSなどでシェアされているような動画を作ることができるサービスを紹介します!
MUUUVER
ヒカキン・はじめしゃちょーなど、ユーチューバーと呼ばれる人たちのプロダクション会社であるUUUM株式会社がリリースしたサービス。
スマートフォンで簡単に動画のナレーションや字幕入れなどができます。さらに、作った動画はそのまますぐにYouTubeにアップロード可能。気軽にハイクオリティな動画を撮れるので、非常に便利ですよ!
Myidol
自分に模したアバターを踊らせることができるアプリ。SNS上でちょっとしたブームが起こりました。
アバターは自分の顔写真を取り込んで作成するのでそっくり。どこまで自分に似せることができるか試してみてもいいかも知れません。
LOL Movie
きゃりーぱみゅぱみゅなども使っている変顔&変声アプリ。カメラに映った自分たちがゆがんで動画に映ります。
変顔文化は若い世代にはおなじみ。今まで自分で変顔していたところが、アプリで変顔をつくる「次世代変顔」に進化したような印象です。
3)動画まとめ系
1日に何百・何千もの動画がネット上に登場するようになり、人気動画などをチェックすることが大変になってきました。ここでは、ネット上で注目されている動画をつまみ食いできるサービスを紹介します。
バズテレ!
トレンドになっている動画を、ツイッター・Facebook・インスタグラムなどを開いて確認するのは面倒。そんな時に役立つのがこのバズテレ!。
ツイッターで話題になって拡散しているYouTubeの動画とVineの動画をまとめているサービスです。ツイッターは情報の流れが速いので、ついつい話題の動画も見逃しがちです。バズテレ!があれば、見逃しても安心です。
4)斬新系
これまでの動画サービスとは一味違った切り口で、動画を作ったり見たりできるサービスをここでは紹介します。動画サービスの未来を感じることができそうです。
CHAMELEON360
動画なのに360度を見渡すことができるという、次世代動画サービス。現在は撮影料が160000円〜と高価ですが、いずれは普通に一般の人でも撮影できるようになることを期待。
現在は、ドライブ動画やライブ動画などが配信されています。
QIQI
QIQI(キキ)はYouTubeの動画を不特定多数の人たちと一緒に視聴することができるというサービス。
アーティストのプロモーションビデオをファン同士で見たり、スポーツやお笑いをみんなで楽しんだりすることができます。面白いと思った動画は他の人とシェアすると、より盛り上がれますよね!
最後に
今回は、IT業界やスタートアップ界隈で話題の最新動画関連サービスをまとめてご紹介しました!ほとんどのサービスが無料で利用できるので、リストの中で気になるものがあった方は、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。