「一人暮らしでお金ない」でも幸せ!東京4畳半住みの会社員に聞く、“ミニマル”生活

若手ビジネスマンにとって、深刻な問題のひとつ、それは「お金」です。

皆さんの中にも、お金に余裕がなくて困っている人もいるのではないでしょうか。「お金がないから、今幸せじゃない……」と思っている人もいるかもしれません。

そんな中、自分にとって本当に必要なものを見極め、必要最低限の物だけで暮らす人、いわゆるミニマリストが、最近注目を集めています。今回は、お金がなくても幸せに暮らす方法を、現在東京で4畳半の家に暮らす会社員の鈴木さんにお聞きしました。

 上京以来、ミニマルな生活を続けている鈴木さんってどんな人? 

3年前に上京し、現在都内でライターとして活動している鈴木さんは、下北沢三軒茶屋の間にある一軒家をシェアして住んでいるとのこと。庭、縁側が付いている4畳半の部屋で、ミニマル生活を送っているのだそうです。

家賃は4万円で、光熱費を合わせてもたったの4万6千円。都内で一人暮らしということを考えると、信じられないくらいの安さです。夏場や春先に日当たりと風通しの良い縁側で、缶ビールを飲みながらタバコを吸ったり、読書をすることが好きだという鈴木さん。なぜミニマルな生活をしようと思ったのでしょうか。

 ミニマルな生活を始めた理由は、”やりたい仕事を続けたかった”から 

鈴木さんは、編集者・ライターを目指して3年ほど前に上京。未経験の状態でこの仕事を目指していたため、あまり給料がもらえない状態で実績を積み上げていかなければなりませんでした。そのため、鈴木さんは編集者・ライターの仕事を長く続けていきたいという気持ちで、ミニマルな生活を始めたのだと言います。

「当時は、編集者・ライターとしての経験やコネも一切なく手探りの状態だったので、本当に編集者、ライターとしてやっていけるのか不安でした。そんな状況だったこともあり、家賃や水道光熱費といった固定費を抑えることにしたんです。節約生活ができれば、給料があまりもらえない期間を乗り越えて、実績を少しずつ積み上げていけるのではないかと考えたのが今のミニマル生活のきっかけです。」

 

鈴木さんは仕事を第一に考え、そのために節約をするという選択をしました。皆さんにも、人生の中の優先順位があるはず。節約をした先に、「〇〇がしたい」「〇〇が欲しい」などの目標や目的があれば、最低限ものしかない生活でも満足に生きることができるのかもしれません。

しかしここで、節約や我慢ばかりのミニマルな生活は、「辛抱強い人でなければ続けることができないのではないか」という疑問が浮かんできます。どんな人でもこうした生活を生活を続ける秘訣はあるのでしょうか。

 ミニマルな生活のコツは、”使いたいことにはお金は惜しまない”こと 

「ミニマルな生活」といっても、何が何でも節約するというわけではなく、ルールを決めて使いたいことにはお金を惜しまないようにしているのだそうです。

「上京して以来、ずっとミニマルな生活をしていますが、自分が使いたいと思うことには惜しまないということをモットーにずっと生活しています。私の場合は、家賃や水道光熱費は抑え、旅行や仕事道具、人と会うといった好きなことには、お金は出し惜しみません。そのおかげで、あまり我慢しながら生活しているという思いをせずに、暮らすことができているんです。」

 

「何でもかんでも節約」という暮らし方をしていると、ストレスが溜まって長続きはしません。鈴木さんは、ここでもお金を節約する分野と使う分野をしっかりと決め、上手く自分の好きなことにはお金を使えるようにしているのです。

お金を使う優先順位を決めておけば、限りある少ないお金でも満足のいく生活ができる。皆さんの生活にも早速取り入れることのできる智慧なのではないでしょうか。

 意識を変えれば、ミニマルな生活も居心地良く感じる 

いざ実際に4畳半暮らしをするとなると、風呂なしでトイレ共用という場合が多いのが現状。鈴木さんが住むシェアハウスも、風呂なしでトイレ、シャワーが共用なのだそうです。

こうした話を聞くと、ミニマルな生活をすることに抵抗を感じる人が多いのではないでしょうか。トイレやシャワーなど日常的に使うものが共用だったり、シェアハウスにする場合は、「自分ひとりの時間が取れないのではないか」「気が休まらなそう」という声もよく耳にします。こうした問題に対して、鈴木さんはどのように向き合っているのでしょうか。

「今の暮らしに抵抗やストレスはほとんど感じていません。意識を変えることが重要ですね。部屋が小さいことを問題視するのではなく、小さいなら小さいなりにどうすれば快適に暮らせるか、無いものを買うのではなくあるもので補えないか、そういったミニマリスト精神を持つことがとても大切。
考え方を変えていくと、限られた中でどれだけいい暮らしができるかという、楽しさだって芽生えてくるんですよ(笑)。そういった意識の変化によって、節約が苦ではなくなるんです。意識さえ変えてしまえば、誰でもミニマルな生活をすぐに受け入れることができると思います。」

 

「あれがない」「これがない」と考えるのではなく、「あるものの中でどうするか」という方向に発想を転換すれば、生活を楽しむ余裕すら出てくるのだと、鈴木さんは語ります。当たり前のことだと思うかもしれませんが、これは重要なことです。

同じ状況でも、捉え方次第でそれがプラスにもマイナスにも左右してしまうもの。目の前の状況を、前向きに捉える考え方は、皆さんもぜひとも身につけておくことをおすすめします。

 本当に自分に必要なものを見極め、”最低限”のもので”豊かな暮らし”を 

鈴木さんは自分にとって必要なものが何かをしっかりと見極めて、必要最低限のものだけで豊かさを得ることができています。ミニマルな生活を実現するためのポイントをまとめておきましょう。

・お金を使う優先順位を決める
・意識を変えて、あるものの中でどう生活する

 

皆さんも鈴木さんの生き方を参考にして、ミニマルな生活で人生の豊かさを手に入れてみてはいかがでしょうか。