ホリエモンも勧める!資格や貯金よりも大事な「経験」を手に入れるために必要なこと

終身雇用制・年功序列制が崩壊していると言われて久しくなりました。ひとつの会社、ひとつの仕事を一生続けていく時代は終わりを告げ、個人が様々な会社や働き方を経ていくという形が主流になりつつあります。

しかし終身雇用制時代の名残なのか、日本では未だに同じ会社や同じ仕事に長年勤めている人が多いです。いまの会社にいれば、仕事がつまらなくとも一定のお金をもらうことができ、一定の社会的地位を担保することができるからです。

そうした現状に警鐘を鳴らしているのがホリエモンこと、起業家・実業家の堀江貴文氏です。堀江氏は、新著の「堀江貴文という生き方」で「ひとつの仕事にこだわって、何年も続けていくことの意味がまったくわからない」と述べています。

今回は、堀江氏の考え方やマインドに迫っていくとともに、これからの働き方について考えていきたいと思います。今の会社になんとなくぶら下がっているなと感じてる人、いまの仕事になんとなく煮え切らないと感じている人は必見です。

今の仕事に飽きているのにやめない理由は「恐怖心」

恐怖心
みなさんはなぜ、会社に行っているのでしょうか?本当にやりたいことができているでしょうか?この会社での仕事に誇りを持っていると胸を張れる人がどれだけいるでしょうか?

しかし世の中にはいまの仕事に対してプライドを持っていると言える人が少ないのが現状です。そんな人たちの多くは毎日同じ会社に行き、同じような仕事をして、そして同じようなことでグチをこぼしています。

おそらく仕事にも飽きているのに会社をやめないのは、会社にいれば一定のお金を稼ぐことができ、社会的地位な地位も担保できるからです。いわゆる「安心」を得られるからでしょう。

しかしその「安心」の心理の裏には「人と違うことをして批判されるのが怖い、失敗したときに笑われたり嫌われたりするのが怖い」といった「恐怖心」が 潜んでいると堀江氏は述べています。

日本人に多くありがちな「同調圧力」による洗脳

圧力_Fotor
友人や同僚に先輩後輩、両親に上司や先生といった自分の周りにいる人たちの価値観に左右されやすいのが人間です。もともとの個人の性格もありますが、育ちの環境が人の価値観に大きな影響を与えることを考えれば想像しやすいでしょう。

このように自分の周りの人と同じような価値観に染まってしまうことを、集団心理学では「同調」といいます。

そして人と違うことを嫌う傾向が多い日本人は、特にこの同調による圧力が非常に強いです。その同調が保守的に、個性を認めない形に働いた場合、考えの偏ったとても危険な状態になります。

堀江氏はこの風潮に警鐘を鳴らしています。堀江氏は「人と違うことをしても、本当は誰も笑わないし嫌ったりもしない(たとえそうだとしても何が困るのか)頭の中で作り出した幻想に勝手に怯えているだけだ」と語っています。

さらに「同じ仕事をし続けることのほうがリスクだ」とも語っています。心に巣食う恐怖心のせいで、同じ仕事をずっとしていたのでは、得られるはずのチャンスや儲かるビジネスを逃してしまいます。

変化することを嫌い、人を現状に縛りつけようとする恐怖心そのものが、一番危険なのかもしれません。

変化を求めて動き出さない最大の理由は、自分に責任が降りかかるから。

苦悩
ではなぜ、人は変化を求めて動き出さないのでしょうか?

それは、新しい事をやる怖さというより、自分の意思でやり始めたことが評価されない、自分が責任を取らなければならないところにあると堀江氏は述べています。人は誰でも失敗をしたくはないし、人から批判をされたくないものです。

しかし、責任を取るということは失敗したときにいの一番に頭を下げなければならないし、批判対象の中心にされてしまいます。したがって、同じことを黙々とルーティンで仕事をしている人が多いのです。

それはたしかに会社の上司や同僚などからは評価されるかもしれませんが、本当の責任感は鍛えることはできません。

なぜならもうお分かりの通り、責任を回避している働き方をしているからです。誰かから言われたことを黙々とこなすだけでは周りの人からは評価されても、もっとたくさんの人から評価されるチャンスを逃しているのです。

世の中のほとんどの人は他人の失敗になど、興味はない

世の中のほとんどの人は他人の失敗になど、興味はない
ついつい「人と違うことをして失敗をしたら…」と考えてしまいがちですが、他人は自分が思っている以上に他人の失敗など興味がないと堀江氏は言います。

たしかに、有名人などを見ているとSNSなどで叩かれたり炎上したりすることもありますが、それもほんの一瞬だけ。すぐに飽きられ忘れられてしまいます。

つまり、他人は人の失敗などにそもそもそこまで興味がないと言えます。そんな一瞬の批判が怖くて、チャレンジなどできません。

新しいチャレンジには失敗がつきものですが、成功も、そして失敗も「経験」として自分の中に培われます。なぜ成功(もしくは失敗)したのかをきちんと冷静に分析することが次のチャレンジへの原動力となります。

社会人最強のアイテムは「経験」

経験
新しいことにたくさんチャレンジをして、経験を積む。そうすれば正体のない恐怖心や批判に対する耐性ができてくると、堀江氏は語ります。

「人からどう思われたって、別に大したことじゃないよね」という耐性が身につけば、恐怖心や批判を恐れずに自分がどうしたいのか、何をしたいのかを基準に行動することができます。

資格よりも貯金よりも必要なのは、失敗をしても新しいことにチャレンジし続ける精神なのです。周りの目を気にせずチャレンジすることで、見えてくることもあるかもしれません。

参考文献『堀江貴文という生き方』