もしも13歳で起業したら?エリック・フィンマン少年の行動哲学

子どもは小さくてまだまだ未熟でかわいいものです。しかし、天才子役にオリンピックで活躍する選手など、中には大人顔負けのトップクラスの実力を持っているという驚くべき子どもたちがいることが少なくありません。

今回ご紹介するのは、たった13歳でビットコインに投資して、1000ドルを10万ドルに変え、そのお金で起業を成し遂げたアメリカの少年、エリック・フィンマン(Erik Finman)氏から学ぶ、行動哲学についてご紹介します。

天才少年は、実は「ぽんこつ」だった?

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前述のような功績だけを見ていると、何やらとんでもない天才少年で、勉強もさぞかしできるのだろうと思ってしまいますが、意外にもエリック氏の場合はその逆。成績に関して言えば、CやDばかりだったといいます。

いいことがあって気分が上がっていても、抜き打ちテストでテンションはだだ下がり。エリック氏は、私たちとそこまで変わらない、むしろ勉強ができないところに好感すら持てるような一見どこにいる少年。彼のどこに天才的経営手段があったのでしょうか。

高校の恩師「トビー」との出会い

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成績の悪さから、もはや先生に会うのが怖くなるほど勉強が苦手だったエリック氏。そんな彼は、高校1年生になったある日、物理学の先生「トビー」に出会います。

トビー先生の授業はとてもわかりやすくすばらしかったそうです。今まで5段階評価の2程度の成績「C-」しか取れなかった彼がなんと、先生の授業のおかげで、成績がクラスで1番になったのです。

先生は彼をやる気にさせることがとても上手だったのです。まさか、この出来事がこの後の彼のビジネスにつながってくるとは、きっとエリック氏本人も予期していなかったことでしょう。

兄に対抗してビットコインを購入→大金を手にすることに

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エリック氏には兄がいました。その兄がビットコインは近い将来、アメリカドルの代わりとして通貨となるだろうと主張し、40ビットコインを購入しました。

負けず嫌いだったエリック氏はその影響で、兄に対抗してそれまで貯めてきた約10万円を全てビットコインに投資。兄を上回る100ビットコインを購入しました。それが全ての始まりだったのです。

エリック氏が買った時に1ビットコインあたり約12ドルだったのが、1ビットコインあたり1,200ドルに跳ね上がりました。つまり当時100ビットコイン、すなわち約1000万円もの大金を手にしていたのです!

稼いだお金を元手に、「botangle」を設立

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その後、エリック氏は稼いだお金を元手に「botangle」というサービスを立ち上げます。botangleは個別指導教員のいない学校のための、オンラインの個別指導システムです。

彼は自らが勉強が苦手だということ、そしてトビー先生の授業を受けて変われたという経験から、この「botangle」をつくりました。学校の教育システムの足りていないところ、非効率的なところにフォーカスしたこのサービスはたちまち人気のサービスとなり、今や世界中の個別指導教員と生徒を繋げてくれています。

こうして、botangleで一躍有名人になった彼は、若すぎる天才経営者として世間の脚光を浴びることになります。

弱冠15歳−シリコンバレーでインターンを経験

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botangleによって様々な人から脚光を浴びることになったエリック氏は、「20 Under 20 Fellowship」というプログラムに参加します。このプログラムとは、高校生や大学生といった20歳以下の若者に、10万ドルを投資し、学校中退を支援するプログラムでした。彼にとって同世代(15歳前後)の人たちが集まり、新しいサービスを始めようとするそのプログラムはとても刺激的だったと言います。

実際に、10万ドルの投資を受け事業を立ち上げた創業者に「インターンを探している」と誘いを受け、彼はいよいよスタートアップの本場、シリコンバレーへ旅立ちます。

シリコンバレーのインターンの経験から「Intern for a Day」を設立

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エリック氏の出身はアイダホ州。彼はシリコンバレーにインターンとして移り住み様々な仕事や人に出会っていく中で、インターンの有用性について気づいていきます。そこで彼はアイダホのような田舎にももっとインターンを浸透させたいと思うようになります。

そうした思いから彼が新しく始めたサービスが「Intern for a Day」です。スタートアップの企業にインターンを1日だけ提供して、インターンはたくさんの学びが得られる、企業は若く優秀な人材を確保、採用することができることからとても人気を集めています。

そして、彼はこのサービスはスタートアップの企業やIT関連の企業に限らず、応用できるのではと考えていますたった1日の経験でも、人にとって人生を変えられるほどの経験になりうるからです。

あなたの人生の1日目は、いつですか?

彼はTEDxTEENというイベントにてこうプレゼンしています。「When is your Day One?(あなたの人生の1日目はいつですか?)」。

botangle、そしてIntern for a Dayともに、彼の様々な経験やきっかけから生まれました。彼はそうした経験やきっかけによって、人生で心から追い求めていきたいことを見つけることができると語っています。

「When is your Day One?」
もしみなさんが彼からこう聞かれたら、どう答えますか?