【デジモンアドベンチャーに学ぶ】大人になっても選ばれる8つの「進化力」

1999年、日曜朝9時放送の人気アニメとして当時子供たちの絶大な人気を集めた『デジモンアドベンチャー』。放送終了から15年を迎えた現在、新作ストーリーが劇場公開するということで話題となっています。

デジモンアドベンチャーといえば、それぞれの子供たちのパートナーデジモンの進化が見所のひとつなっていましたよね。

そこで今回は、そんなデジモンたちの進化と、現在大人になった私たちが、“無限大な夢のあとの何もない世の中”で戦っていくために身につけるべき「進化力」について考察していきたいと思います。

1. 難題にも恐れず立ち向かう「勇気」

進化のために必要な一つ目の条件が「勇気」。これをビジネスシーンに当てはめると「決断力」と言い換えることもできます。この力は「リーダー」に最も必要な素養としても知られていますね。

アニメの中で主人公の八神太一は、”自分本位の間違った勇気”でパートナーのグレイモンを、スカルグレイモンにするという失敗を犯しています。しかし、仲間がピンチに陥った際、弱気になっていた自分に決別することで、アグモンを正しい完全体の姿であるメタルグレイモンへと進化させました。

パナソニック創業者である松下幸之助氏は、自身の成功の哲学について「60%の見通しで判断が出来たら、決断することだ。後は勇気と実行力である。」という言葉を残しています。

もしあなたが「リーダー」として進化したいと思っているならば、この「勇気」の力を伸ばし、研鑽してみてはいかがでしょうか。

2. 仲間や同僚を見捨てない「友情」

仲間との感情の共有を最大化するために必要な「友情」の力。主にディレクションする立場にある人は、この力に特化している場合が多いかもしれません。

事業を進める上で最も怖いことが、仲間との情報共有が十分ではなく、進捗を誰も把握していないという状況。プロジェクトを管理する人に求められるのは、こういった不安を生み出さないように、チームメンバーとのコミュニケーションを惜しまないことです。

また、一歩離れた視点から全体を俯瞰し、困難な状態に陥っているメンバーにいち早く気づいたり、その人の感情に寄り添って一緒に問題解決にあたることのできる人物は、チームになくてはならない存在として重宝される存在だと言えるでしょう。

3. 商品やサービスへの「愛情」

会社をグロースさせるために、自社の商品やサービスへの「愛情」は欠かせない要素のひとつです。製品へのこだわりにおいて最たる人物といえば、スティーブ・ジョブズ氏が第一に挙げられます。

彼は「原動力は製品であって、利益じゃない。」と言葉を残しているように、目の前の経済的成功よりも、エンジニアとして自らの製品に並々ならぬ愛情を注いできました。

結果、彼の生みだした数々の製品が私たちの生活を劇的に変化させたことは明白な事実です。類似商品やサービスが混在する現代だからこそ、これから成功を手にするために「愛情」の力は不可欠と言っても過言ではないのかもしれません。

4. 成長するための糧となる「知識」

事業を動かし、成功に導くためには「知識」や「経験」といった力も欠かすことができません。

日本を代表する知識人、福沢諭吉氏は「知識・見聞を広げるためには、他人の意見を聞き、自分の考えを深め、書物も読まなければならない」という言葉を残しています。

社会人(プレイヤー)として圧倒的に価値を発揮するために、日々のインプットは必要不可欠なものです。様々な情報がインターネット上に乱立している現在、偏った情報摂取に陥ることなく、人の話に耳を傾けたり、先人の智慧が詰まった書籍を眺めてみるというのも私たちに必要なことなのかもしれません。

5. 自分の本音とまっすぐに向き合う「純真」

自らの意見や軸を持ち、上下関係に囚われることなく本音をしっかりとぶつけることができる「純真」の力。

最近では「ぶら下がり社員(組織に反抗的ではないが協調意識が薄く、昇進や自己成長に対する向上心も低い社員)」が増加しているという報道を多く耳にしますが、その原因として、組織全体が本音の言えない構造や社風に慣れてしまい、”安定のみを求める思考”に流されやすくなっているのではないかと考えられます。

星野リゾート社長の星野佳路氏は「たとえ厳しい状況でも、自分の正しいと思うことを、覚悟を決めてやり抜くこと。強固な壁を突破する力も、必ずそこから生まれてくる」と語っています。

大人になるほど失いやすい「純真」の力ですが、自らを進化させるためには安定思考を捨て、自分が正しいと思う本音をヒエラルキーに関係なく発信し、存在感を示すことも必要なのかもしれません。

6. 顧客へのホスピタリティを絶やさない「誠実」

顧客やユーザーへの思いやりである「誠実」の力は、特に企画業や接客業に携わる方に欠かせないものではないでしょうか。

映画『おくりびと』の脚本を手がけた放送作家の小山薫堂氏は、自身の企画哲学について「企画とはサービスである、サービスとは思いやりである」と語っています。

ビジネスの現場において、お客様一人一人のニーズに応えるのは難しいことかもしれません。しかし、超一流のクリエイターやコンシェルジュほど、そのたった一人に誠実に向き合ってサービスを生み出しているものです。

「ユーザーの気持ちがわからない…」と悩んでいる時は、”森を見るのではなく、まず一本の木に対して誠実に向き合うこと”が、一歩抜け出すための近道になるのかもしれませんね。

7. 未来の可能性を信じる「希望」

未来の可能性を信じ、夢の実現のための指針となる「希望」の力。

京セラの創業者、稲盛和夫氏は「可能性とはつまり”未来の能力”のこと。現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられない」という言葉を残しています。

短期的な視点での結果を求められやすい現代において、”未来を見据えた長期的な視点”というものは見失いやすいものでしょう。しかし、数年先までを見据えて、未来のための行動を先んじて打つことで、きっとあなたの求める成功を掴みやすくなるはずです。

8. 苦難や逆境をチャンスへと変える「光」

進化を促す最後の要素は、どんな理不尽な状況や失敗にも決して挫けない「光」の力。

これまで歴史に名を残してきた偉人たちの多くは、数々の苦難や逆境を乗り越え、ピンチをチャンスへと変えることで世界に革命をもたらすほどの成果をもたらしてきました。

本田技研の創業者である本田宗一郎氏は「私のやった仕事で本当に成功したのは、全体のわずか1%にすぎない。99%は失敗の連続であった」と自身の人生を振り返り語っています。

成功へと至るために、自らの進化は欠かせないもの。「失敗から得た経験則」はあなたの進化を促すために大いに役立ってくれるでしょう。

「進化力」を身につけて”何もない世の中”を生き抜こう!

今回は『デジモンアドベンチャー』の8人の選ばれし子供たちの特質から「進化力」を紐解いてみました。

メジャーリーガーのイチロー選手は「進化するときっていうのは、カタチはあんまり変わらない。だけど、見えないところが変わっている。それがほんとの進化じゃないですかね。」と語っています。

あなたのこれまで得てきた経験は、必ず進化の糧となっているはずです。子供のころ持っていたはずの力を思い出し、無限大な夢のあとを進んでいきましょう!