【TED植松努さんに学ぶ】思い込みから脱してプリッと一皮むけるブレスト法

2014年7月にTEDxSapporoでの感動的なプレゼンが話題になり、一気に著名人となった、株式会社植松電機取締役社長 植松努(うえまつつとむ)さん。

彼はプレゼンにて「思いは招く」という表題でどーせ無理という周囲の声が、人の可能性の芽を摘んでしまうと悲しみを伝えていました。

話のレベルは変わってしまいますが、企画などのアイデア出しでよく行うブレインストーミングブレスト)では、この思い込みが邪魔をして、なかなかはかどらないことがあります。

今回は、思い込みを「プリッ」と脱出して一皮向けたアイデアの出し方を紹介します。

アイデアがじゃぶじゃぶ湧いてくるブレストのルール編

「そもそもブレストのやり方がイマイチわからない」「やったことはあるけれど、あまり効果が感じられない」という方もいるのではないでしょうか。

まずは、アイデアを出しやすくするブレストのルールを見ていきます。

1.アイデアを絶対に否定しない

否定禁止

「どーせ無理」という言葉は発想の芽を摘んでしまうが、とても言うのは簡単な言葉だ、と植松さんは主張します。

ブレストは普通の議論とは違います。他人のアイデアを否定しても、建設的な話し合いはできません。実現可能不可能は一度置いておいて、とにかくアイデアを出しましょう。

2.乗っかり大賛成

連想

「こうしてみたらどう?」とアイデアにアイデアを重ねることが、みんなの夢を叶える言葉だと、植松さんはプレゼンの最後で締めくくっています。

他人のアイデアに乗っかってみるということはブレストではかなり重要です。参加者のアイデアが集まることによって発想は磨かれていきやすいです。

3.質より量

量より質

「否定しない」「他人のアイデアに乗っかる」これをするにはそもそもアイデアの量が必要です。何かすごくいいアイデアを出そうと力むのは大事なことですが、とにかくなんでも良いので頭に思い浮かんだことを場に共有しましょう。

これが他人の刺激になって、新しいアイデアの着火剤になることがよくあります。

切れのある発言が出て仕方ない発想編

アイデアが出てくるようなブレスト環境はできたけれど、「そもそもアイデアが出て来ない。」「頭が固くて・・・」と悩みがち。そこで、アイデア自体を生み出しやすくする方法もご紹介します。

4.まねる

pakuri

創造すると聞くと、ゼロからものを生み出しているような印象を受けますが、実際そうしたアイデアは多くありません。既存のもの×既存のもの=新しいものという考えが、企画を作る際には役立ちます。

5.自分の原体験を参考にする

自分

自分の経験した過去の体験を言語化しておくと、いざという時にアイデアのヒントになることがあります。自分がなぜ嬉しかったのか、嫌だったのか、その理由を考えると、いいアイデアの素材になるかもしれません。

6.省略・単純化して考える

シンプル

例えば「ロケットを作る」なんてアイデアがあった場合に「費用は?」「場所は?」「安全性は?」など不安要素は一旦無視して「ロケット作ると◯◯ができる」と考えてしまいます。

手段であったり、実現可能性であったり、そういったものは省略して考えるとアイデアの量が増えやすいです。

7.記憶している情報量を増やす

情報量増加

「記憶する」ということは、「クリエイティブ」・「考える」との対義語のように捉えられることがあります。暗記は強いけど、考えるのは苦手という感じですね。

しかし、いざブレストになると記憶から引き出す情報というものは有用です。まねるの部分でも、暗記しているアイデアが多いほどバリエーションが膨らんでいきます。

8.「やるな」といわれると「やりたくなる」精神をもつ

できないと言われることをする

「どーせ無理」と世間で言われているようなことを出してみると、意外と、それってできるかもしれないとなることがあります。

そもそも、「どーせ無理」と思われないアイデアは、ありきたりなものが多くなりがちです。「誰もやったことのない新しいことをやっていくんだ!」というようなブレストでは重宝する考え方です。

9.課題と自分の距離をゼロにする

課題との距離をゼロにする

ブレストでアイデアが枯渇してくると、どうしても集中が切れてしまい、議論に参加できなくなってしまいます。

集中力をあげるには、以下のように「課題を自分ごととして捉えてみる」ということです。

①議題を自分の課題のように捉えてみる
②自分の中での解決策を考える
③自分以外の組織や社会など、議題が対象とするもので考える

すると、漠然と「クライアントの、この課題を解決するには…」と考えるのに比べて、集中が持続しやすいです。

まとめ

夢やアイデアは「どーせ無理」という思い込みや決めつけによってどんどんと、実現性が小さくなってしまいます。

一見普段なら、批判されてしまうようなアイデアでもブレストでは出すことに意味があります。「どーせ実現しないから…」と思い込みや遠慮は捨てて、大胆な考え方をしてみましょう!