「ぺライチ」共同創業者・山下翔一が語る!「起業とサービス作りで重要なこと」

株式会社ホットスタートアップ/共同創業者 山下 翔一(やました しょういち) 1983年佐賀県生まれ。 広島大学大学院理学研究科数学専攻 博士課程前期修了。 2008年より広告会社にて上場企業をメインに30社以上の事業戦略・マーケティング・PRなどを請負い、数々の会社のプロモーションによる集客数の記録を塗り替える。 2014年4月に株式会社ホットスタートアップを設立。 2015年4月ペライチをリリース。 『ペライチ』における開発以外の全般の業務を統括。 2016年4月、日本のトップマーケッターである神田昌典氏がトップマーケッターを講師に招いて最新マーケティングを学ぶ10万円のセミナー『マーケティング白熱会議2016』にて登壇。 2016年12月に『2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長・自治体連合(会長:新潟県三条市 國定市長)』の代表サポーターに就任。 2017年3月に真の地方創生を実現する『一般財団法人カブジチコンソーシアム』の代表理事に就任。 ペライチの事業を核に、一部の企業のコンサルティングや、全国で年間3000名ほどにペライチについて、起業について、地方創生について講演を行っている。

さくっとサイトを作れる「ぺライチ」。日本中を駆け巡る山下氏から創業者へのメッセージ

IT以外の創業者や中小企業、店舗などでは、ホームページを持たずに事業を始める人も多く存在する。ホームページ、WEBサイトは自社を知ってもらうための基本ツールである。
今時、商談の前には相手の社名で検索して、ホームページをチェックするくらいは常識となりつつある。その際にホームページが無いということ自体が非常にマイナスになりうる時代と言え、一方で、会ったことが無い人にも自社の情報を知ってもらえるという面では、ホームページを活用しない手はないだろう。

とはいえ、時間も、お金も限られた開業期には手が回らないというケースもある。「ホームページが無い」状態が続くより、まずは早く要点をまとめた最小限のページでもホームページを立ち上げてしまった方が良いだろう。

そういう早く、簡単に、安く、要点をまとめたホームページを作りたいというニーズにこたえたのがホットスタートアップが提供する「ぺライチ」だ。ぺライチ共同創業者で、全国で活躍する山下翔一氏に意見を伺った。

きっかけは「WEB制作における違和感」と「大手企業と中小企業とのギャップ」

sub_01――どんなサービスですか?
 「誰でも・カンタンに・最短10分で」集客力の高いスマホ対応のホームページやランディングページやネットショップをご自身で無料からつくれるWebサービスです。

――このサービスをなぜ作ったのですか?
 私は前職が従業員50名くらいの広告会社で営業としてナショナルクライアントを中心に、Webやリアルを問わずに事業戦略・マーケティング戦略・PR戦略を立案し、実行までしていました。大手広告会社さんが10人くらいのチームを組んでやることを1人でやっているようなイメージです。当時感じていた課題感として「Web制作における違和感」そして「大手企業と中小零細企業・個人事業主とのギャップ」でした。

 当時の私は当然、Webページの制作ディレクションもやっていましたので、知人や小さい会社の方から「10万円くらいしか予算がないんだけど山下さんWebページつくってくれないかな?」という相談をいくつも受けていました。
当時はチームの数字を管理する立場でしたので、その金額では会社としてはどうしても受けることができず、かといって私自身がWebページを制作できるわけではないので、その金額で外部に発注することも難しかった。

当時はWebページを作るためには当然ながら専門的な知識とスキルが必要で、知識とスキルがない人や会社は、それらがある人を採用するか外部に委託して作ってもらわないといけなかった。ページを作りたい人はもの凄く多いのに作れる人は少ない、さらにかなりの時間がかかりました。だからWebページ制作はすごくお金がかかったんです。
きちんとしたページを1ページ作るのに、制作会社に依頼をすると最低でも30万円、平均で40〜50万円しました。だから小さい会社にとってはWebページを作ることはハードルが高かったのです。

sub_02 私は当時からずっとクライアントの立場に立って物事を考えていました。だから「売上に繋がるかどうかわからないWebページに多額の費用を払うこと自体」にずっと疑問を感じていました。
代理店や制作会社が「考えた感を出すために」毎回毎回イチから構成やデザインを考える。それによって制作費が高くなるのはクライアント本位ではないと思っていました。Webページのあるべき姿は「誰でも、安く、素早くつくれる」そして「素早く分析・改善ができる」そして何より「売上につながる」これが一番大事だと思っていました。

 私はWebプロモーションを何十社とやってきました。様々なクライアントを見てきて感じたのは「Webページを作ることだけには何の価値もない」ということです。どんなにデザインのいいページをつくっても、売上や利益につながらなかったら、クライアントの成長につながらなかったら、全く価値はありません。

Webページは「認知を広げるため」「売上を上げるため」「採用をするため」それらを達成するためのネットを活用したマーケティングのなかの一つの手段でしかありません。ですから、企業の本質的な課題は「Webページを持てていないこと」ではなくて「認知が足りないこと」「売上があがらないこと」「思うように事業を成長させられていないこと」です。

だから私がずっと前職時代からやりたかったことは「企業を成長させられるオンラインプラットフォームをつくること」です。Webページというのはあくまでそのファーストステップという位置づけです。その意志は「”つくれる”のその先へ」という弊社のビジョンにもなり、これからまさにそれを体現していこうとしています。

sub_03 もう一つの課題感「大手企業と中小零細企業・個人事業主とのギャップ」について。当時は、スモールビジネス事業者にとってプロモーションをする際に、Webページすら持てておらず、資本が少ないという理由だけで成長するための選択肢がほとんどありませんでした。
全国には素晴らしい商品やサービスをもっている個人や企業はたくさんある、そんな方々がお金がないというだけでスポットライトを浴びられないのは間違っている!と思っていました。

一方で、大手企業はというと、資本がたくさんありますから「良いページをつくり→たくさん広告を出稿し→知名度やブランド力もあるため費用対効果よく新規顧客を獲得し→CRMがしっかりしていてLTVを高められ→また多額を広告費に投入する」という良いスパイラルに入っているため、どんどん利益をだしていく。

これでは中小零細企業と大手企業の差はどんどん広がり、本来のあるべき「企業の大小を問わず、いい商品・サービスがそれを求める消費者に届く世の中」が実現できない。そう思いました。

 この2つの課題感を持っていたところ、共同創業者の橋田が元々海外のWebサービスに詳しく、海外にはWix、Jimdo、Strikinglyなどの素晴らしいWebページ作成サービスがあることを知りました。
ただそれらの海外サービスにはどうしても納得できない点がありました。それは「ITリテラシーの低い日本人には難しい」そして「ページを制作することを目的としていて、集客や売上に繋がりにくい」という2点です。

sub_04 この課題を解決すべく誕生したのが『誰でも・圧倒的にカンタンに・最短10分で・集客力の高い』Webページが作れるペライチです。ペライチはただ単にカンタンにページが作れるだけでなく、SEOが強く集客がしやすく、お金をかけずに素早くページが作れるため、全く新しいマーケティングツールとして活用されています。
また、売上を伸ばすために必要な決済サービスをリリースしましたし、今後は「”つくれる”のその先へ」を体現するために、近い将来、ECでは倉庫や物流会社との連携や、マーケティングやCRM領域にどんどんチャレンジしていきます。

sub_05また、現時点で制作やマーケティングをフォローするための施策として「47都道府県サポーター制度」というものをはじめました(開始1ヶ月程度で120名ほどの応募をいただいています)。
これは、ペライチのビジョンに共感し、「ペライチを通してWebページを普及したい、ペライチを活用して世の中のスモールビジネス事業者を成長に導きたい!」そう思っている方々をペライチ公認のサポーターとして認定し支援するというものです。これにより、普段ネットを活用していないITリテラシーの低い方でも、日本全国どこにいてもペライチを使ったページ制作や売上向上の方法などをサポーターに直接聴きながら学ぶことができるようになります。

全てが手探りだった起業はワクワクもありました

sub_06――社長が起業した経緯は?
 ペライチは3名で創業しています。元々は3人ともサラリーマンで、4年ほど前から週末起業のようなカタチで週末集まったり、合宿を開いたりしてコンセプトや方向性を詰めていました。そんな中で、いろんなスタートアップ向けイベントへの出展やピッチイベントに参加するなかで、いろいろな方からニーズを感じることができ、もっとコミットしやりたいという想いが強くなり起業にいたりました。

私が前職の引き継ぎが困難ですぐに退職することが難しかったため、まずは橋田に先に会社を創ってもらい、週末ディスカッションをしながら、3ヶ月後に香月ともども合流しました。
3名ともフラットな関係で、それぞれ得意な領域において全権をもたせて動いています。私の場合、前職時代から幅広いマルチタスクが得意だったので、事業計画・マーケティング・広報PR・ユーザーサポート・営業(Bizdev的なところも含めて)・バックオフィス系など開発以外全般を統括していました。前職時代からコンセプトワークやコピーライティングが好きだったので「ペライチ」というサービス名や弊社のビジョン「”つくれる”のその先へ」など主要なもののワーディングも私が担当しました。

――起業して大変だったことは?
 私たちは比較的苦労をしなかった方だと思いますが、それでも創業後1年くらいはお金に困りましたね。当時は、Co-Edoという茅場町のコワーキングスペースを拠点としていまして、3人とも「自分の生活費は自分で稼ぐ」という方針でした。ただ、私と橋田は今まであまり考えて生きてきてなかったので、貯金が本当に無くなって、特に困りました(笑)

私の場合、自分の生活費に加えて会社の運転資金も稼ぐ役割だったので、稼がないと外注さんに迷惑をかけてしまうし会社も回らなくなるため、会社の銀行口座が1000円を切ったときには少し胃が痛かったですね(笑)
 あとは、3人とも起業が初だったので、わからないことだらけでそういう意味ではほとんど全てが手探りだったので不安もありましたが、逆にワクワクもありましたね!

提携のコツは「想い」と「相手への理解」

sub_07――自治体や官公庁ともコラボしてますね。どんな展開をしているのですか?
 自治体や官公庁絡みでいうといくつかありますね。まずは『2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合・自治体連合』というものがあります(公式サイトは現在ペライチで制作中です)。
これは新潟県三条市の國定市長が会長を務められている団体で「東京オリンピック・パラリンピックを機に、日本全国の自治体を世界にPRしていこう!」というプロジェクトです。約500の自治体が会員になっていただき、経済産業省とともに進めています。
私は本団体の代表サポーターに任命いただき、これから、自治体の皆さんの情報発信をペライチを通してお手伝いしたり、自治体を支援するサポーター企業の募集などに力を入れていきます。

sub_08 次に「一般財団法人カブジチコンソーシアム」という真の地方創生を実現する財団を立ち上げ、代表理事をさせていただいています。
一般財団法人カブジチコンソーシアム
 概要については、上記ページの代表挨拶で述べています。各自治体に「株式会社◯◯町」とか「株式会社◯◯市」という株式会社を自治体の公認で設立し、その地域の魅力を”よそ者”視点で引き出した商品やサービスを共に開発し、その地域の人材を雇用・育成し、地域外の世界に発信するためのマーケティングやPRのノウハウをお伝えすることで地域の利益を創出し、地域を盛り上げるリーダーを育てていく。そしてその炎をどんどん大きくし、地域内外の人々を巻き込んでいく。そんなことをやりたいと思っていて、上記財団は、その知財やノウハウを管理し全国の自治体に共有するための団体です。

sub_09 また、佐賀県伊万里市のPORTO3316というプロジェクトにもサポーターとして関わっています。
PORTO3316 IMARI
 これはPORTO3316IMARIというクリエイティブスペースを拠点に、伊万里市内の素晴らしい産業と東京をはじめとする都市部の最新テクノロジーを掛け合わせることで地域間連携をはかり、伊万里からイノベーションを新しい産業を興していこう!というプロジェクトです。こちらの情報発信ツールとしてペライチを活用していただいたり、伊万里の方々にペライチの魅力を知っていただくためのセミナーを開催させていただりしています。

 他にも、地方創生の実現を願うベンチャー企業が集う「熱意ある地方創生ベンチャー連合」や、インターネットの利活用を推進することで地方の中小零細企業の販路を拡大していこうとする「一般社団法人 中小・地方・成長企業のためのネット利活用による販路開拓協議会(略称:ネッパン協議会)」の一員として、全国の自治体の首長さんへの提案や、地銀さんや商工会議所さんが主催されるセミナーで多数講演をさせていただています。
もちろんその際も、自治体や地方の中小零細企業の方々の課題を解決するためのペライチを使ったソリューションを提案させていただいています。

――大手や公的な機関を動かすコツは?
 スタートアップのような社会的信頼がない企業にとって、大手企業や公的な機関との連携は、非常にありがたいものです。ただ、どちらも巻き込むのは簡単ではありませんね。企業と公的な機関でいうと性格が違うので、今までの文脈的に自治体や公的な機関についてお話しすると、、、
「想い」と「相手への理解」が大事だと思います。まずは「想い」。

 自治体や公的な機関は皆さんのイメージは「頭が固い」とか「なかなか取り合ってくれない」といったようなイメージがありませんか?確かに特有のルールや習慣などがあるのは事実ですが、どこにも「熱い想い」を持った方々がいらっしゃいます。そのような方々といかに想いをともにし、困難ではあるけれども実現に向けてどう壁を越えていくかを議論し、推進していくかが重要だと思います。

また「相手への理解」もとても大事です。前述の通り、公なところには企業ではなかなか感じられない独特なルールや習慣があります。それを企業側、特に自由度やスピード感の早いベンチャーやスタートアップなどの常識で捉えてしまって「絶対にメリットになるのに何でこんなことできないのだろうか?」「もっとスピード感もってやれないのか?」のような態度をとってしまうと「あぁ、あの人たちは自分たちのことを理解してくれてないんだなあ」となる可能性が高いです。

冒頭に企業と公的な機関では性格が違う、とお伝えしましたが、企業でも大手企業でも上記2点は近しいことが言えると思います。

情熱は誰にも負けない、世界中があっと驚くような変革を

sub_10――今後の計画は?
 昨年いろいろと種を蒔いてきたものを花を咲かせていきたいと思っています。まだリリース前で詳しくは言えませんが、春以降は今まで以上に一気にアクセルを踏んでいく予定です。これまでは人員を「ページをつくれる”ペライチ”」の開発に大きく重点を置いていましたが、
これからはペライチを広めること、そしてペライチによって世の中の小零細企業や個人事業主の方々の「成長」を実現すること、弊社のビジョンである「”つくれる”のその先へ」を実現することにも注力をしていきます。

――好きな言葉、本などがあれば教えてください。
 沢山ありすぎて困りますね(笑)起業や経営的なところでいうと、
 ①「優しいだけでは経営はできない。優しくなければ経営する資格がない。」(誰か忘れました)
 ②「精神一到何事か成らざらん」(昔からのことわざ)
 ③「This journey is 1% finished.」(Facebook創業者 マーク・ザッカーバーグ)
 ④「全てのことを3秒以内に決断せよ」(これは私自身が常に考えてることです)
 辺りでしょうか。

 ①経営には常に厳しさは伴うため、個人的な感情とは裏腹に、時には厳しい判断を下さなければいけません。ですので優しさだけでは経営は上手くいかないものです。しかし、そこに優しさや思いやりがなければ、経営する資格はない、従業員も部下もついてこないし、世の中の共感も得られないと思って経営と向き合っています。

 ②高い壁にであったときにはこれを常に想い「不可能なことは絶対にない!」と考えるようにしています。世の中の大抵の限界は、無意識のうちに自分自身の中でつくりだしているはずですから。

 ③ザッカーバーグの言葉ですが、あのFacebookですらまだ1%程度だと言っているのですから「自分はまだ0.001%未満だ!」と思って奮い立たせています(笑)

 ④これは、敬愛する経営者孫正義さんが「10秒考えてもわからないことは、それ以上自分で考えても答えは出ない」と仰っていたことから、(負けず嫌いなので)「じゃあ自分は全てのことを3秒以内に決断するぞ!」と十年近く前から決めて常に行動してきたマイルールです(笑)でもそれによりいろんな能力が身につき、すごくよかったと思っています。

sub_11――起業で大切と思うことは?
 「他人がヤケドするくらいの圧倒的な情熱」「世の中が共感・応援したくなる強い想い」「それを岩にかじりついてでもやり切る強い精神」これらは不可欠だと思います。もちろんいろんなスキルやテクニックも必要ですが、それは上記の後で大丈夫です。

――サービス作りで大切なことは?
 我々は圧倒的なユーザー第一の視点でサービスを創っています。良いサービスだからこそ、使っていただける。良いサービスを創るためには、スタッフ全員が一丸となり、同じペライチ号のクルーとして、ユーザーの成長・幸せという方角を向き、ユーザーの声に耳を研ぎ澄ませ、徹底的に思考し汗をかくことが重要だと思います。マーケティングにおいても「プロダクト」が最も重要だと考えます。

――WEBをこれから立ち上げる方に、これだけは押さえて欲しいというホームページ立ち上げのアドバイスをお願いします。
 まずは何のためにページをつくるのか?を明確にしていただきたいです。成果が上がるかわからないWebページに多額のお金と時間をつぎこむ時代は終わりました。ペライチを使うことで、ターゲットの属性、ターゲットのニーズ、それに対してページ上の訴求内容を想定し、それを何パターンも想定・検証し勝ちパターンを見つける。それから勝ちパターンのページに対してきちんとプロモーションをかけていく。ページの制作にお金と時間をかけるくらいであれば、良い商品・サービスを創ることに時間をかけるべき、そして正しく集客にお金をかけるべきです。その方が消費者も喜ぶし、それが自社の強みにも繋がり、売上にも繋がります。

――起業家へのメッセージをお願いします!
 誰にも負けない大志を抱き、誰にも負けない情熱で、世界中があっと驚くような変革を起こし日本中を世界中を元気にしていきましょう!!!

(取材協力:株式会社ホットスタートアップ/共同創業者 山下 翔一


ペライチは『誰でも・簡単に・最短10分で』集客力の高いスマホ対応のホームページやランディングページ、ネットショップを”ご自身で”作成できるWebサービスです。デザインやHTMLなどの専門知識や技術が不要で、パソコンとインターネット環境さえあれば、どなたでも無料からご利用いただけます。月額固定費500円のペライチ決済を併せてご利用いただくことで、ネット通販業界最安値の決済手数料でどなたでもネットショップを始めることができます。