最新作は怪獣特撮映画!『ラブ&ピース』監督 園子温に学ぶ圧倒的な結果をだす過激なやり方

長谷川博己が主演を務める、園子温監督の最新作映画『ラブ&ピース』が2015年夏に公開されることが発表されました。

物語は、オリンピックに向けて盛り上がる2015年夏の東京が舞台。楽器の部品会社で働く鈴木(長谷川博己)はある日、デパートの屋上で一匹のミドリガメと運命的な出会いを果たし、ピカドンと命名してかわいがるが、同僚にからかわれてトイレに流してしまう。後悔しきりの鈴木だったが、ピカドンが下水道を通り地下に住む謎の老人に拾われたことで、その後に思いもよらない超展開が待っていた。

園子温監督は「冷たい熱帯魚」、「愛のむきだし」、「TOKYO TRIBE」など話題作を次々に発表し、ベルリン国際映画祭での受賞をはじめ国内外で多くの賞を獲得しています。最近では北野たけし監督に負けたくないと、映画監督がお笑い芸人をやるというたけしさんの逆パータンにも挑戦しています。

なぜ園子温監督は驚異的なスピードで次々と作品をつくり、ヒット作を連発できるのでしょうか?その圧倒的な結果をだす過激なやり方を本人の著書『けもの道を笑って歩け』から紹介します。

とにかく目立たなければ意味がない

どんな仕事でも、いい結果を出すには、とにかく目立たなければ意味がありません。人に見られる、認められることで、その人の仕事の価値は高まります。監督は宣伝費用のない時代、ハチ公の張りぼてを造って、それを引っ張りながら渋谷のスクランブル交差点を歩くという撮影をしたり、著名人宛に毛筆で住所と宛名を書いた試写状を送るなど、ありとあらゆる手段で目立つ方法を考えたそうです。あなたが今いる職場でぶっちぎりに目立つアイデアを考えましょう。

企画を実現させるための嘘は嘘じゃない

「企画を実現させたければ、まず騙すことだ」と園子温監督は断言します。コミュニケーションとか、「報・連・相」などといった、きれいごとでは自分のやりたい企画が実現できないのです。「愛のむきだし」の台本を読んだ人から「この台本の内容だと4時間ぐらいになりそうだけど大丈夫?」と聞かれた時は「全然大丈夫です!」と答えて、制作に着手したそうです。


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また制作委員会が台本にうるさい時は、クランクイン直前まで「できない、できない」と悩んだフリをして、「もう時間がないから何でもいいよ」と言われて、初めて台本をみせたといいます。自分の企画を実現するためには鬼となり、ありとあらゆる手段を使う覚悟を持ちましょう。

バカばっかりの時は迂回しよう

初心を貫くのになによりも大事なのは、相手がバカだと肝に銘じておくことです。自分で企画を立てた人間は、踏ん張りどころを見極めなければいけませんが、必要に応じて諦めることも大切です。企画単体で考えるのではなく、企画が当初と違っても、それを成功させることが自分の人生設計において、近道になるなら、そこは甘んじてうけいれましょう。

ハードルを下げても乗り切れ

いいものをつくろうとする気持ちは当然ですが、質より量に徹する覚悟を決める必要があります。いい作品を作るというプレッシャーが、つくれない感覚を生むのであれば、駄作でも完成させることが重要だと園子温監督はいいます。会議に参加したら恥をかくのを覚悟して、バンバン意見を出して、不格好でもどんどん企画を前にすすめていきましょう。

もう一人の自分につっこませない

園子温監督がサンフランシスコでホームレスをしていた時、酔っぱらいの白人から100ドル札をいっぱい投げつけられて、それを受け取らなかったそうです。一瞬後悔したようですが、もし自分が屈辱に耐えてお金を拾ってしまったら、「ふだん偉そうにしてるけど、あそこでカネを拾ったじゃないか」ともう一人の自分に突っ込まれるのがいやで、歯を食いしばって断ったそうです。

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そして自分がカッコ悪い、情けないと思っていることは、他人が見ている、見ていないにかかわらず絶対にしない生き方をすると、どんなにシンドイ場面でも心が折れることなく、生き抜くことができる。これは哲学や社会論ではなく、何度も修羅場を経験した園子温監督の苦しい人生経験から得た教訓であり、監督ならではの生き方だといいます。

最後に

園子温監督のやり方は劇薬です。中途半端に真似をすると怪我をするので注意しましょう。それでも、自分で自分の人生のシナリオを決めること、なりふりかまわず量を追求すること、もう1人の自分にウソをつかないことは、私たちもマネできると思います。

著書「けもの道を笑って歩け」には、上記のような驚愕のエピソードがたくさん掲載されてますので、刺激が欲しい方にはオススメです。