非常識を常識にし続ける男 イーロン・マスク

イーロン・マスクとは一体誰なんだ?

「人類の8万人ほどを火星に移住させる」「未来を創るために電気自動車に革命を起こす」「時速1200Kmの次世代交通システムの開発」「12万戸を総太陽光パネル化にするソーラーシティ計画」これは、映画のお話ではないのか?と思う人もいるでしょう。全て実現化に向かっている人物がいます。それが、イーロン・マスクです。

今や全米ではApple創設者スティーブ・ジョブズを超えるだろうといわれる若き企業家イーロン・マスクについて紹介します。

宇宙業界におけるイーロン・マスク

宇宙事業に挑戦するイーロン
イーロン・マスクは、世間の非常識を常識にし続けています。1つ目の非常識を常識に変えた事例として、ベンチャー企業が宇宙事業に挑戦しました。

2002年当時、航空宇宙局(NASA)といった国家機関でしか関わることができないといわれたロケットの打ち上げに挑戦するためにスペースXを創立し、6年目の歳月にしてロケットの打ち上げに成功させたのです。しかも、コスト面にも着目し、従来の10分の1まで削減に成功し、ロケットの再利用化を実現させたというオマケ付きです。

民間企業のロケットの打ち上げの成功とともに、ロケットそのものを量産化にしてしまうイーロン・マスクの手腕は大きいものでしょう。

電気自動車業界におけるイーロン・マスク

電気自動車に挑戦するイーロン
2つ目の非常識を常識に変えた事例として、持続可能なエネルギーを創ったこと。なぜ、持続可能なエネルギーに着目したのでしょうか?

「私財を投じて人類の次の環境を考える。それが自分の使命」とインタビューで答えるように、環境問題に対して危惧したイーロン・マスクは、電気自動車に着目してガソリン車主流の自動車事業へ挑戦したのです。それが、テスラモーターズ最高経営責任者としてのイーロン・マスクの姿です。

従来のガソリン車は、二酸化炭素や窒素酸化物を発生させる排出ガスを吐き出していたため、自然環境の破壊、さらには地球温暖化といった危険を含んでいるのです。イーロン・マスクが手がける電気自動車は二酸化炭素や窒素酸化物も一切出ないクリーンな車です。

さらに、誰もが振り返るようなデザインに、スピーディで、かつ安さも同時に目指したのです。まさにカッコいい電気自動車を2008年に開発して世の中に生み出したのです。2014年には全米人口80パーセントほどカバーする充電ステーションも用意し、インフラも整え、自動車業界と環境業界に大きな功績を残したのは間違いありません。

イーロン・マスクとスティーブ・ジョブズ

イーロン・マスクとスティーブ・ジョブズ
イーロン・マスクを語るにあたり、引き合いに出されるのがスティーブ・ジョブズです。ここで、二人の共通点を紹介しましょう。

1. 製品第一主義

「世の中が信頼してくれる商品があってこそ会社のブランドは築かれる。つまり、ブランドとは信頼の証であり、信頼をもとに商品を購入してくれるのである。」とイーロン・マスクは製品への思いとして語っています。スティーブ・ジョブズのデザインとシンプルさにこだわる製品作りにも共通するのではないでしょうか。

2. 失敗しても諦めない力

イーロン・マスクの華やかな活躍の陰には、それ以上の失敗もしてきました。ロケットの打ち上げまでには、3度の失敗と1億ドルの損失がありました。電気自動車のロードスターが予定日に出荷が出来ず、運転資金も尽き、マスコミには倒産寸前まで非難されました。

さらに過去には、社内内紛により最高経営責任者でありながら解雇されるなど壮絶な人生を歩んできました。スティーブ・ジョブズも創業したAppleを一度追い出されているなど、失敗を何度も味わいながらも、諦めずに挑戦できる力を二人とも持っています。

3. 世界を変えようとする思い

イーロン・マスクは、2050年には100億人と人口増加の解決策として、宇宙事業に乗り出しました。また、温暖化といった環境問題についての解決策として電気自動車の普及に力を入れていました。つまり、人類と地球といった世界の問題を解決しようと奮闘しているのです。

スティーブ・ジョブズは、テクノロジーを個人にまで普及に貢献して、テクノロジーの分野で世界を変えようとしました。2人とも世界全体という広い視野を持ち、世界をも変えてきたところが共通しているのです。世界を変えた二人に語りつくせない共通がまだまだあるものも面白いですね。

非常識を常識にする次の一歩とは?

イーロンの壮大な夢
イーロン・マスクは今や、110億ドル(約1兆円)の資産を持つにまで成長しました。しかし、イーロン マスクの壮大な夢はまだまだ終わりません。

2013年には、サンフランシスコとロサンゼルスを約30分で結ぶ超高速交通システム「ハイパールーム」の構想を発表しました。車だと6時間以上かかる距離を30分です。交通システムの非常識をも、宇宙事業と電気自動車事業で培ったより現実的な方法で構築しようとしているのです。

さらには、環境面にもさらなる挑戦しようとしています。2011年に「ソーラー・ストロング・プロジェクト」してアメリカの12万戸の軍人住宅を太陽光エネルギーを利用するソーラーシティ計画を発表しました。もちろん、公共電力よりも安い価格で提供します。

次から次へと非常識を常識に変えるイーロン マスクには、世界中の夢と希望が詰まっています。これからの一挙手一投足にも、目が離せません。