ディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』で赤ずきんちゃんのその後を知る前に、物語をビジネス用語で振り返ってみた

むかしむかし、あるところに、とても可愛らしいC1の女の子がいました。

ある時、F3のおばあさんが赤いビロードの布で、女の子のかぶるずきんを作ってくれました。そのずきんが女の子にとても似合っていたので、みんなは女の子の事を、『赤ずきん』というデフォルトで呼ぶ様になりました。

ある日の事、F1のお母さんは、赤ずきんをアサインして言いました。

お母さん
赤ずきんや、おばあさんがご病気になってしまったのよ。おばあさんはお前をとっても可愛がってくださったのだから、ASAP(なる早)でお見舞いに行ってあげなさい。アポは入れておいたから。
赤ずきん
アグリーです、お母さん。
お母さん
それじゃあ、このケーキと、ワインを一本持ってお行き

赤ずきんがおばあさんの所へ一人で往訪するのは初めての事だったので、お母さんは心配でたまりません。でもお母さんには大事なタスクがあって、一緒に行けないのです。

お母さん
いいですか、ジャストアイディアで道草をせず、オンスケを心がけるのですよ。それから、オオカミに用心するのですよ。オオカミはどんな悪い事をするかわからないから、リスクヘッジするため、話しかけられても知らん顔しているのですよ
赤ずきん
なるほどですねー。

赤ずきんはお母さんを安心させるように元気良く「いってきまーす!」と言って往訪へ出かけて行きました。

forest

Googleマップによると、おばあさんの家は、ここから歩いて30分ぐらいかかる森の中にありました。その日はとても天気のよい日で、赤ずきんがモンストしながら歩いていると、そこへオオカミが現れたのです。

オオカミ
何してますか 忙しいですか 手伝ってもらってもいいですか

オオカミはニコニコしながら、赤ずきんに話しかけました。赤ずきんはお母さんに言われた事を思い出しましたが、『今日のわんこ』を毎日見ている赤ずきんには、ニコニコしているオオカミが悪い動物には見えません。

赤ずきん
お世話になっております、オオカミさん。

赤ずきんがレスしてくれたので、オオカミはニヤリと笑うと尋ねました。

オオカミ
赤ずきんちゃん、今からどこへ行くの?たった一人で。
赤ずきん
午後イチでおばあさんのお家でMTGなんです。
オオカミ
そうかい。それは偉いねえ。・・・おや?そのバスケットの中には、何が入っているのかな?
赤ずきん
資生堂パーラーのケーキとワインです。おばあさんのご病気がなる早で良くなる様に、持って来たんです
オオカミ
なるほど、それでどこだい?おばあさんのお家は
赤ずきん
森のずっと奥の方です。ここからなら、15分くらい。

「15分か・・・」オオカミは、ちょっと考えました。(ばあさんの家を探して、ばあさんを食べてしまうには、もう少し時間がいるな。よし・・・)

オオカミ
赤ずきんちゃん。おばあさんの家に行く前に、周りを見てごらんよ。こんなにきれいに花が咲いているし、小鳥は歌っているよ。せっかくだから、楽しく遊びながら行ったらどうかな。たとえば、花をつむとか

赤ずきんは、オオカミのプレゼンにアグリーしました。花をつんで持って行けば、おばあさんはきっと喜んでくれるに違いありません。

赤ずきん
なるほどですねー。ご教示いただきありがとうございます!

赤ずきんはさっそく、色々な花をリサーチし始めました。

bedroom

さて、赤ずきんと別れたオオカミは、そのまま真っ直ぐ、おばあさんの家へ行きました。トントンと、戸を叩くと、

おばあさん
はいはい。どなたかの?
と言う、おばあさんの声がしました。オオカミは、C1層くらいの女の子の様な声を出しました。

オオカミ
赤ずきんよ。ケーキとワインを持って来たの。開けてちょうだいな

それを聞いたおばあさんは、うれしそうな声で、

おばあさん
おや、赤ずきんかい。さあさあ、カギはかかってないから、戸を押して入っておくれ。おばあさんは体が弱っていて、ベットから起きられないからね
オオカミ
そうかい。それじゃあ、遠慮なしに

オオカミは戸を押し開けると、ベッドに寝ているおばあさんに飛びかかりました。オオカミは、怖さのあまり気を失ってしまったおばあさんの着物とずきんを取ると、あとはパクリと、おばあさんを丸飲みにしてしまいました。それからオオカミは、おばあさんの着物を着て、おばあさんのずきんをかぶり、ベッドの中へ潜り込みました。

basket

その頃、赤ずきんはセルフィー棒で自撮りした写真をSNSにアップしつつ、まだ花をリサーチしていましたが、やっとおばあさんの家へ行く事を思い出しました。

赤ずきん
そうだわ、Uberで急いで行きましょう

おばあさんの家に行ってみると入り口の戸が開いていたので、赤ずきんは不思議に思いました。赤ずきんが家の中へ入ると、いつもとは違った加齢臭がする様な気がしました。でもそれが、オオカミの匂いだとは気がつきません。部屋の奥のベッドには、おばあさんが寝ています。

赤ずきん
お世話になっております、おばあさん

赤ずきんが大きな声で挨拶しましたが、何の返事もありません。赤ずきんは、ベッドに近づきました。

赤ずきん
あら、おばあさんの様子が変。病気でこんなになってしまったのかしら?

赤ずきんは思い切って、おばあさんに尋ねてみました。

赤ずきん
おばあさん、おばあさんの耳は、ずいぶんと大きいのね

すると、おばあさんに化けたオオカミが言いました。

オオカミ
そうとも、お前の言う事が、よく聞こえる様にね
赤ずきん
なるほどですねー。それに目が大きくて、光っている。何だか怖いわ
オオカミ
怖がる事はないよ。可愛いお前を、よく見る為だから
赤ずきん
なるほどですねー。それに、おばあさんの手の大きいこと。おばあさんの手は、こんなに大きかったかしら?
オオカミ
そうだよ。大きくなくては、お前を抱いてあげる事が出来ないもの
赤ずきん
なるほどですねー。それから何と言っても、その大きなお口。おばあさんのお口があんまり大きいので、びっくりしちゃったわ
オオカミ
そうとも。大きくなくては、お前を・・・
赤ずきん
・・・お前を?
オオカミ
食べられないからさ!

オオカミはそう言うと、赤ずきんをパクリと飲み込んでしまいました。

オオカミ
ああ、食った食った。ばあさんに女の子。二人も食って、まるでラーメン二郎を食ったみたいだ

オオカミは、すっかりお腹が大きくなったので、そのままいびきをかいて寝てしまいました。そこへ、いつもこの森で狩りをしているハンターが通りかかりました。

young soldier with gun and flask in forest
ハンター
おや?ばあさまが、でっかいいびきをかいて寝ているぞ。いつもと、様子が違う様だが。・・・見てこよう

ハンターが家の中へ入って、ベッドに近よると、

ハンター
ややっ!これはオオカミではないか!

ハンターは眠っているオオカミを鉄砲で殺してしまおうと思いましたが、もしかすると食べられたおばあさんが、お腹の中で生きているかもしれないと思って、大きなはさみでオオカミのお腹をジョキジョキと切り始めました。するとまず、赤いずきんが見えました。そして、女の子が飛び出しました。

赤ずきん
ああ、ビックリしたわ!オオカミのお腹の中って、レッドオーシャンなんですもの

その次に、おばあさんがオオカミのお腹から

おばあさん
よっこらしょ。やれやれ、ひどい目に会ったよ
と、出て来ました。おばあさんは寝たきりで動けなかったはずですが、オオカミに食べられたショックで、病気がどこかへ吹き飛んでしまったのです。元気になったおばあさんは、赤ずきんに言いました。

おばあちゃん
赤ずきんや、庭にある石をたくさん持って来ておくれ。この悪いオオカミを、こらしめてやらないとね
赤ずきん
なるほどですねー。

そして赤ずきんがたくさんの石を持ってくると、おばあさんは石をオオカミのお腹に詰め込んで、お腹を針と糸で縫い合わせました。さて、しばらくした後、やっと目を覚ましたオオカミは喉が渇いて近くの川に行きました。

オオカミ
ああ、お腹が重い。少し食べ過ぎたかな?

オオカミが川の水を飲もうとしたとたん、お腹の石の重さにバランスを崩して、オオカミはそのまま川にドボンと落ちてしまいました。悪いオオカミがいなくなって、みんなWin-Winです。

赤ずきん
ああ、怖かったわ。これからはオンスケを心がけないと。あと無意識に「なるほどですねー。」って言うクセも治さなきゃ。

赤ずきんは、自分にリマインドしたのでした。